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今年初めての積雪があった8日の翌朝、薄い朝霧の美しい雪景色です。
ほんの5センチほどの積雪ですが、
林道から我が家へのアプローチは急坂なので、
ここだけは、雪かきしないと・・・
で、製作の手を、しばし休めて、雪かき。

”Q”のクイーン
重量と動きの中でかかる遠心力や空気抵抗と、強度をどこで折り合いをつけるか。
最大課題はGをいかに軽減するかだが、
イメージを左右する頭部の軽量化するには、
塩ビの真空成形でもすれば、最も軽く仕上がるが、
かえって空気抵抗がコントロールしにくくなる場合もあるし、
そのベースにどうデコレートするかとか、その頭部をどう固定するかと
どのみち、なかなかやっかいなのである。
その手がお得意の工房に発注すれば、
費用もかかるし、強度を高めると、結局重くなって、
かえって壊れやすかったりするし、
そんな訳で、軽量紙粘土の有り物を使う事にしたのでした。

”G”の軽減!
最重要課題はコレに尽きる。
しかし、「チリ積ヤマ」なので、
ためつ、すがめつ・・・で年超え。

顔部分はずいぶん前に作った、最軽量紙粘土製の第二原型のものがちょうど使えそうだったので、
卵形の発泡スチロールに機構を組み込み、それをベースに顔面をとりつけた。
こういうのって、実際にはなかなか面倒な作業です。

さらに、頭部を髪の毛っぽくボリュームをもたせ、
その下の機構も装飾でカモフラージュしないとね!
素材も透明感で攻めるイメージなのか?
反射率の高いスーパーホワイトにして動きをきわだたせるのか?等々

でも、最優先課題は、とにかく、「軽量化!」
素材もオーガンジー主体で、極力軽く仕上げたが、
それでも、高所で動かせば、思わぬ”G”がかかるだろうから、
扱いには、習熟が必要だろうと思う。

昨年中に仕上げるつもりだったが、
あせるより時間をおいて、と、
年超え中に横目で眺めては考えてみたが、
そうそう時間もないので、年明けから仕上げにとりかかり、
こんな仕上がり!
今日の”Q”初稽古に持って参ります。

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