5日、丁寧に梱包されたゆうパックで落札したグラスが届いた。
早速、緩衝材を開いてグラスを見ると、

ほ~!送られたグラスは、ウチのと同じ色かと思っていたら、
ウチのものは、ボウル部分がアイスブルーなのに対し、
オークションのものはセルリアンブルーなのだった。
やはり、何枚も写真が載っていても、
本当のところはなかなか伝えにくいものなんですね!
このワイングラスは、とっても珍しいものだと思うのだけど、
20年以上前に、まだアンティックものに興味がある頃、
ペールピンクとクリーム色のものを見かけたことがあるので、
色変わりで製作されたもののようです。

サイズは同じだけど、ウチのグラスより、かなり重い。
ボウル部分も若干厚みがあるし、フット部分も厚くて少し大きい。
最も異なるのは、ステム部分の太さで、その下部にある装飾部分も大きい。
そのため、全体のプロポーションに軽快なリズムがなく、
ちょっと、鈍重な印象を与えるのですね。
ステム部分の細かいカットも厳しさに欠ける。
グラスの正中線も垂直より1㎜くらいずれているようにも見えるし、
リム部分が、もしかしたら、0.1~0.2㎜位削られているかもしれないですね。
ワインを注いで、飲み比べてみると、リム部分の口当たりがウチのグラスより劣る。

要するに、ウチのグラスの製作者と、
セルリアンブルー君の作り手との間には、
技量と美意識において、格段の差があるのですね。
セルリアンブルー君だけ見ている分には、そんなものかな?と気にならないかもしれないけれど、
二つを並べて比較すると、個体差が歴然。
ウチのアイスブルーのグラスはシェイプされたボディのとびきりの美人である!
セルリアンブルー君はB級品なのかな?
だけど、これだけのものにB級品出荷するかな?
かといって、コピー商品作るメリットはなさそうだし、
それならそれで、かえって面白いけど。
謎は深まる(笑)

ちょっと野暮ったい、新参者の青いワイングラス君を、
アルベール君と名付けることにしました。
今年のお正月は、アルベール君の謎で結構愉しめたわ!
ちょっと重いけど、今年から食事や夜更かしのお供に加えます。