東京に秘密基地を設けて以来、
つぎつぎと色々なことがあり、
また、それが、あたかも予定されていた事のように、
不思議と、流れるように進んでゆく。

そもそも秘密基地に至る経緯からして、
思い起こせば、なにかに導かれるように
決めていたように感じられる今日この頃なのである。


(庭の水仙がようやく満開)
荷物の搬入を当初予定していた5日から28日に前倒しした事しかり。
ようやく落ち着いて釈迦堂に帰った5日に連絡を受けて、
翌日、急遽、東京戻り。
あるプロジェクトのサポートに参入!、
早速、東京のスペースーが役立った。
30分の打ち合わせ後、店舗閉店までの一時間半で、
紹介した本格和装着付け&スタイリングのデキる友人と監督とで主役の着物をセレクト。
その後、時間が勿体ないので、手分けして動くことにして、
着付けの友人は監督の事務所に移動して出演者の着物のコーディネートと着付け指導。
私の方は、良い物が見つからなかった男帯を、女の古帯から改造製作。
秘密基地に、ミシンだけはあったが、糸はカーテンの裾上げをした百均の6色セットで、
ハサミはキッチンハサミ、アイロンがないので、爪でしごいて折ラインをつけて、
久々の突貫工事!!!(笑)

その後の展開で、12日夜には、
釈迦堂の我が家の裏の空き地で映画のロケが行われる事になった。
カメラの位置は予測できるので、見切れる範囲と、その周囲も含め広範囲に
前日の11日、有ってはならないゴミや危険物の除去を行っておいた。
どういうシーンの撮影になるのか詳細不明だったが、
夜間のロケでもあるし、万一のケガのリスクを除く為に、
目の高さに前面に突き出ている枝を切ったりして待機した。
せっかくの自然のリアリティが無くなってしまうので、
やり過ぎないよう最小限にと留意しながら。

9時すぎロケ隊到着で、明け方5時までの深夜ロケになった!(笑い)
いやぁ~寒いのなんの!
ストーブをガンガンに夜通し焚き続けた!
イバラやクズで足を踏み入れることも不可能だった荒れ地を
数年がかりでやっときれいにした空き地が、やっと役だったのである!
梅林が、松明や、炎の明かりにほの白く浮かび上がり、
美しい映像に仕上がっていた。
突貫セットデザインのあまりのハマリ振りに、
笑いが込み上げてきたものである。
芸デでセットデザインを学びながらも進む事叶わなかったセットデザインに、
覆面セットデザイナーとして初参加!(笑)

そのまま旅の荷物をととのえて、完徹のまま東京に移動、
翌日には中国武陵源に旅立ち、そして帰国。
いやはや怒濤の急展開!

21日には、暖かな春から一転の雪となった。

蕾のままの桜や桃に、雪の花が咲いている。
梅林の梅も蕾のままの雪化粧。