待ちに待った移動式クーラーが届き、無事に設置を完了!
汗だく💦の設置は無事どころか熱中症になりそうな危険な状態だったが、
スイッチ入れて涼風が吹き出すとホッと人心地である。
選択肢のない状況の中、本来ならば、まずまずの機能といえるのだろうけど、
それを上回る災害級の連日の猛暑なので、
最上階で、南向き全面窓の秘密基地は、
生存が可能な下限の状態に近い。

それで、プールが休みの昨日は、涼みがてら、
三井記念美術館で開催中の「金剛宗家の能面と能装束」を見に出かけた。
金剛家の能面をまとまって見るのは、
大昔、京都まで虫干しを見に行って以来久しぶりのことである。
このところ、美術館はどこも混んでいて鑑賞どころではなく、
見に行く気持ちも失せがちの昨今だが、
この展覧会は、人もまばらで、落ち着いてゆっくり鑑賞できた。

いやぁ〜、名品ぞろいで素晴らしい!!!
私は小面では、「竜右衛門」の“雪”が一番好きだが、
それと合わせて、この美術館の収蔵する“花”も展示されているので、比較して鑑賞できるのが良い。
“面影”孫次郎もある。
オモカゲは、能面というより、表情が人間的なので、馥郁とした情感があり、思わず見入ってしまう。
(私は、やはり「河内」の作はあまり好まないなぁ〜。)

更に更に、私の最も好む、「是閑!」の“増”もあった!
「日氷」も大好きな作家だが、真骨頂の“痩男”もありました。
造形的に素晴らしい のは無論、自在に躍動する毛描きがまたスバラシイ!!!のだ。
もう、鳥肌ものである。
「赤鶴」も何点も展示されていた。
これだけの名品をまとめて鑑賞出来る機会はなかなかないので大感動。

だけど、連日の暑さで、頭の中も膨張気味だから、
集中力が途切れがち!!!
まだ会期があるので、また見に行こうと思う。