8月下旬の公演に使用する仮面の新たな追加を3週間前に依頼されたものの、
他の事をやっていたり、家周りの事なども片付けなくてはならないし、 
1週間ほど集中しにくい状況もあったりで
気になりながらも延ばし延ばしにしていた。

8月本番といってもそれ以前に、
公演にシンクロさせるVR映像の製作のために、
あと1週間ほどで仕上げなければならない。

キャラクターのイメージは具体的に提示されているので
それを立体的に具現化する訳だが、
原作が人気作品のコミックで、
何度もリメイクされていて多様なヴィジュアルイメージが既にあり、
参考にしようにも、それぞれビミョーにフォルムが違うのよねー!
角度によっても違うし、立体としてあり得ないフォルムですよ〜ん!(泣)
そもそもコミックだからデフォルメ感が著しい!
創作性も余りないから、気持ちのノリも上がらんし!
と、先延ばしする事久し!

ですが、さすがにタイムリミットが刻々迫り来るので
重い腰をあげてここ1週間ほど取り組み、
集中力も途切れ途切れのうえに、
初めて使用した粘土の想定外の特性にも苦戦しつつ
ようやくラフモデリングが仕上がったので、
カツラとの関係性もあるので方向性の途中確認の為に演出家にメール送信!
慣れない写メでまず1枚、判りにくいだろうと角度を変えて撮そうとしていると
即、折り返し電話が掛かってきたので、
「現段階、こんな感じのラフモデリングの状態です。この感じで宜しければ、更に整理して仕上げようと思いますが?」
監督「バッチリです👌このまんまでもイイくらいですよ!」
really❓ 本当にィ〜❓(心の声)

そうは言っても、型取りのためにも曖昧な部分を整理する必要もあり、
半面なのでカッティングラインのデザイン性も考慮しつつ
角度を確認しながらフォルムの整理をしてシリコンにて型取り。
只今、シリコンの硬化待ち中!
シリコンが硬化が済んだら更に石膏で型受けを作り、
やっとポリエステル樹脂でbase成形に取り掛かれる。

積層ポリエステルで型抜きを済ませたら、
カッティング〜研磨〜下塗スプレー(油性のポリエステルと水性上塗の親和性を高める為)を経て、
胡粉で上塗り仕上げで着色。
義眼という設定の工夫もあるし、
更に古色仕上げが希望というので、
考えると、未だ長き道のり(汗💦)
マジ? リアリィ〜❓

しかしながら、仮面の良否は原形のモデリングに尽きる・・・・ので、
良くもわるくもホッとひと息である。