陽射しは厳しいけれど、扇状地には強めの風が吹き抜けるので、
体感温度は爽やかで、気がつけばススキの穂が風にそよぎ、
夜ともなれば虫の音が遠く近くに流れ渡り、
もうすぐ秋なんだなぁ~と感慨深い。

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43~4年前の旅日記「明日に向かって走れ!」7冊+!の6冊目まで読み進めてきたが、
とにかく誤字とあまりの美筆(>_<)ゆえ、想像力をフル稼働しても判読が困難!
おまけに視力が下がっているから眼は疲れるし・・・なかなかはかどらない。

6冊目で40カ国目くらいで北欧のあたり。
インターネット時代の今現在とはあまりに状況が違いすぎるし、
読んでみると本人の覚え書きなので、
エピソードや状況のニュアンスは本人の頭の中、という訳で、
これに時間を費やすのはどうかなぁ~とも悩むところだが、
あと少しなので最後まで目を通すことにしよう。

それに、この『風の旅』のモノクロ写真が、これまた沢山残されていて、
なかなか良い『人々』のモノクロプリントなのであるが、
撮した被写体を本人は記憶していたためにプリント自体には撮影地などの情報が書いてない。
着衣や背景から、なんとなく想像するしかない撮影地が、
旅のルートをたどることによって、多少は整理できるかも知れないからである。

初夏の一度目の収穫から、だいぶ間が空いたイチジクが急に熟し始めた。
去年より10日ほど遅い。
去年は鳥が大挙して襲来して食害されてしまったので、
今年は防鳥ネットをかけてみた。

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木の形状で一部かかってないところはあるものの、鳥たちも賢いので今のところ予防効果大である。
というのも、このイチジクは「ロンドボーデックス」という品種で、
フランス語でボルドーの丸イチジクという、まんま、小粒で極甘のジャムイチジクなのだが、
完熟前も鳥たちにとっては充分に甘いので、去年は熟す前に食害されてしまったのだ。
鳥に食われるよりはと、やむなく完熟前に収穫したので、
このイチジクの本来の美味しさを去年は満喫できなかったのである。
去年あたりから急に木が大きくなり、収穫量が増え、
今年はすでに200個以上。
まだかなりあるので、順次冷凍するかコンポートやジャムで保存しなければ。

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