インドから帰国すれば、師走の街角。
そして、さっそくの薪ストーブ生活の夜半・・・

出発前に修理をお願いしていたマランツのCDプレイヤーが、
修理を終えて、「コンポの病院」から戻ってきたので、
昨夜は、開閉不良のCDトレイに4年入ったままだった“PIAZZOLLA LOVERS”を
再びトレイに乗せ、98年物のマルゴーの赤を開けて過ごした。

今夜は、間宮貴子の“LOVE TRIP”をトレイを乗せる。
1982年のレコード復刻CDで、実に35年前のアルバムである。
驚いた事に、まったく旧さを感じさせないシティポップで、笑ってしまった。

と言うのも、インド出発の前々夜を、
マランツの相談をした友人の家で過ごしたのであるが、
翌朝、『PEOPLE』の写真展の話から、エルスケンの話になり、
「私、エルスケンからプレゼントされた自筆サイン入り『巴里時代』持ってるの!」と言ったら、
「それって、プレミアじゃない?」
「だけど、私の名入りだから、値打ち半減かもね(笑)花の絵のあるサインなのよ!」
と、プレミアの話になり、その流れで、
この、間宮貴子のLPレコードとタワーレコードの復刻CDが出て来たのである。
さらに、「ウチの貴子サンだよ!」と言うではないか!!!
貴子サン本人は出かけた後の話だが、
名盤中の名盤の超レアのLPレコードとして、
「あの人は今?」的な、幻のシンガーになっているらしい。

マジ、驚いた!
ここ数年来のビッグ・サプライズである!!!
25年以上の知り合いだけど、初めて聞く話なのだ。
「わぁ~、聴きたい~、コピーして!」って言って出たけど、
前泊の成田のホテルでググったら、タワーレコードでまだ売ってるみたいなので、
帰国しての足で新宿のタワレコに寄って購入したのである。

“LOVE TRIP”のCDを聴いて、更に驚いた!
旧さを感じない上に、ニュートラルなヴォーカルの音感に全くブレがないのである。
昨夜開けたマルゴーの赤を今夜も飲んでいるが、
本当いうと、ジャック・ダニエルのオンザロックか、ジン・フィズの気分!(笑)
『間宮貴子』イイじゃないですかぁ~!!!

以前、イタリアの話をしていた時、サビーネ金子の話が出て来た事はあったが、
音楽活動をしていたというのは初耳!
そういえば、前に住んでいた家には超大型のオーディオセットがあったなぁ~。
私が知り合った時には、別のフィールドのプロとして、
デキル、オトナの女性だった。
今は、更に転身し、キッパリと、大人の女性を、スイスイとカッコ良く生きている。

復刻CDの解説は、
「願わくば、このCD化が、何処かで彼女自身の耳に届いて欲しいものである。」と結ばれている。
届いていますよ!
このCDを聴くと、
何故アルバム一枚で消えたのか?と非常に惜しまれるが、

C’est La Vie!
人生は1Way trip なのである。

いわゆる、捨て曲は無いが
「真夜中のジョーク」と
「哀しみは夜の向こう」「ALL OR NOTHING」が特に好き!

『間宮貴子』はオンリーワンのアルバムを残して消えた
“幻のシンガー”として、生き続ける。

あ~、秘密があるって楽しい!(笑)
「ONE MORE NIGHT」も好き!

今夜も夜更かし!