アッという間に新月の闇夜も過ぎ、大寒。
冬の寒さも、いよいよ本番である。
月曜には雪の予報もでているし、強烈な寒波がやって来るらしい!

このところ、ケチケチせずに薪を心置きなく焚き続けているので、
ストーブの炎が美しい!

完全燃焼しているので、ガラスが煤で汚れることもなく、
屋内全体が遠赤外線で蓄熱されているので、
こうした時の薪ストーブの暖かさというのは、
他の暖房器具の追随を許さない快適さである。

年明けは、1999年産のワインを開けたこともあって、
この収穫年の事を色々思い出して過ごした。
私はワインにさほど興味があるわけではないが、
収穫年や産地に思い馳せながら、
旅した景色などを走馬燈のように色鮮やかに思い出すのは、
ワインの愉しみの一つなのだろう。

1999年のブドウが実り、醸造されている頃、
私達はイギリス、フランス、イタリアを旅していた。
ロンドンを起点に、コッツウォルド~ストラトフォード・アポン・エイボン~ソールズベリー、
ストーンヘンジをまわり、ポーツマスからフランスのサン・マロへ。
イギリスからフランスに入ったとたん、何を食べても美味しくってうれしかったなぁ~!
(イギリスの人って、普段、どんなものを食べているのかなぁ~?)
モン・サンミッシェル~オン・フルール。
オン・フルールでは、愛らしい建物の建ち並びヨットが停泊する港ぞいのテラスで、
ボウル山盛りのムール貝と白ワインを飲んだっけ!
それからエトルタに行ったり、
シャルトルで大聖堂のステンドグラスを見たり、ピカシェットの家を見たりして、
パリに戻り、モンマルトルでオニオングラタンスープを食べたり
(ここは、当然赤ワインですぅ~)
ラパン・アジルでシャンソンを聴いたり、リドのレビューを見たりして過ごした後、
イタリアに向かい、ナポリからカプリ島に渡り、
泊まったホテルが、カエサル・アウグストだった!
(あ~、やっとカエサル・アウグストのところまできた!)


このホテルは、ナポリ湾を見下ろしながら、
アナ・カプリの断崖絶壁の上に建つ、
信じられないような立地のホテルなのだ!
当然、絶景です!
(18年前のホテルカード。カエサルの像の指さしているのがベスヴィオ火山の方角)
~つづく~