お盆も過ぎ、秋風がたつのかと思えば、
再来する連日の猛暑に何をするにもはかどらず、
疲労蓄積もMAX!

吹き出す汗を拭いつつ墓参りをすませ、
見上げれば夏霞に珍しくうっすらと冠雪のない富士山が望めた。

猛暑のせいか生育を止めていたイチジクがそそくさと成熟し、
極甘のロンド・ボルドーだけに、鳥やカミキリムシに食害されまくるので

昨年、豊作過ぎたので木自体が弱るといけないし、
防鳥ネットもかけずらかったので、冬の間に3分の1くらいに小さくした。
今年はちょうど良い収量で、
ロンド・ボルドーは市場にほとんど出回らない珍しいイチジクなので、
「こんな美味しいイチジク、食べたこと無い!」と手土産に喜ばれている。
虫害いちじるしい古株だが、
若い苗がやっと安住の場に落ち着いて、生育しはじめ一安心。

ロンド・ボルドーの苗を欲しがっていた古河のクリちゃんと一緒に2年以上前にインターネット注文した新苗。
その年に早速実をつけたクリちゃんの苗に比べ、
岩場に植えた我が家の苗はほとんど生長しなかったので、
土のある場所にライダーさんに植え替えてもらったのだけど、
冬場に鹿に芽を食い荒らされて瀕死の丸坊主にされてしまったのだ!
それで、今年の春に再度、庭の片隅に移植したのが根付いたらしく、
青々とした枝葉を伸ばしている。
古株が万一枯れても、若い苗が生育しているのは心強い。

ここ数日、日中の室温が35℃という未だかってない残暑だが、
夜半になると、虫の音が地からわき上がり
家もろとも虫たちの“野の交響”に包まれる。
ポッカリと満月が昇り、
月明かりが清々しい。

窓から差し込む月明かりを浴びつつ眠るのが好き。
そのまま夜に同化して、
風になって何処かへ吹き消えるような気がする。