雨の降らない猛暑が続き、
パサパサに乾いた異常気象の梅雨シーズン。
水分不足で小さなままで、赤みを増してきた庭の桃たち。
弱っているし、切ってしまおうか迷ったが、
二本の枝のうち、一本だけ枝を残しておいた一番早生の“花嫁”です。
やはり、早生の品種はうれしいものです。
全部切って無くしてしまわなくてよかった!
朝早くから鳥の声がうるさいので、あわてて見てみると、
小さくてまだカタイけど、すでに蟻に食われていたりする。
食べてみると、まだ硬いけどうっすら甘くて、とにかくフレッシュだから美味しい。

甘くて美味しい桃は、虫の被害や病気にもなりやすいため、
商品として市場に出す桃を収穫するには袋掛けはモチロン、
果樹農家は5~6回の薬剤散布が欠かせないが、
我が家は、桃の成る姿がカワイイので、袋掛けもせず、
薬剤散布も一切しない。
完全無農薬の桃だから、虫や鳥達の恰好の餌食なのである。
鳥の目からみれば、真っ赤な桃が目立つのだろうなぁ~。

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ちなみに、果樹農家は一つづつ袋を掛け、
桃が大きくなったら、下半分だけ袋を切り取って、
地表に敷いたシルバーのアルミシートの反射光で、
桃の頭の方だけ光をあてて赤い色をキレイに付けるのです。
それでないと、商品にならないのです。
上からの太陽をサンサンと浴びた、(本当はそれが自然なのですが)
オシリまで赤く熟した桃は商品とならず、
出荷も流通もしません。

そんな訳で、鳥や虫もわかるらしく、
我が家の桃は毎年、鳥や虫の恰好の餌食となっているのです。
チョットくらいなら食べられてもかまわないけど、
鳥や虫の食害たるや、ハンパない!!!
早朝から大挙してやって来て、10コ20コの食い散らかしは当たり前ですからねぇ~。
クワガタやカナブンが桃に没入して、忘我の境地でむさぼり食っていて、
毎年、鳥や虫の傷つけたのを、恨めしく食べたりしているのです。

それで! 
昨日、防鳥ネットを苦労してつけました!!!
去夏、イチジクの鳥害に手をやいて購入したのがあったのを思い出して。
枝を一本にして小さくしたので、なんとか張れました。

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それでも、蟻はネットなんて関係ないから、毎日3コくらいかじってる。
蟻のかじっているところは、さすがに甘い!
甘い匂いがするのでしょうか?
蟻の嗅覚恐るべし!

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クワガタやカナブンもそのうちやって来るでしょう。
ここしばらくは、摘果も兼ねて、主食がわりに桃でも食べようかな?

鳥の目といえば、
先日ドローンでテスト撮影したのがプレゼン通ったとかで、
まだ先だけど、わが庭のドローン撮影が決定しました。
できるだけキレイに写りたいので、
気合いを入れて、草刈りなども丁寧にと心がけます。
大繁殖している大天人菊も、全部刈り取らずに所々残すとかね!

それにしても、種の力って凄すぎ!
わずか一袋120円の種からはじまって、
今や、放っておいたら大天人菊だらけになるので、
「ここはニューメキシコじゃないからネ!」って言って刈り払っている。
ニューメキシコで生き延びているくらいだから、
水分のある豊かな日本の土は別天地の天国なのだろう。
アイスランド産のポピーも、
アフリカ産のマリーゴールドも、
ここでは仲良く大繁殖である。