冬の朝はストーブ庫内のオキから炎をたてる事から始まり、
日がな、火の世話に終始する。

今日は、”めぐすり”さんが助っ人に来てくれたので、
ずっと気にかけながらも一日延ばしにしていたイチジクの移植をお願いした。
我が家には、すでに、ランド・ボルドーが1本あり、昨夏も400個以上の実がなったが、
以前から、古河在住の栗ちゃんが、このランド・ボルドーの苗を欲しがり、
捜し回ったが、どこにも見当たらず、インターネットでの注文をする事にしたので、
私も、今のが枯れても大丈夫なように、もう1本増やす事にして注文したのである。
昨夏の植え付けに適さない時期に買ったので、取りあえず目の届く所に地植えしたが、
もっと適した場所に移植したいと気になっていたのである。
というのも、昨秋、栗ちゃんの所に遊びに行ったら、
一緒に買った、栗ちゃんの家のロンド・ボルドーが、我が家のよりはるかに大きく育っていて、
しかも、昨夏に1個実をつけ、冬越しの実までつけていたからで、
楽しみにしていた栗ちゃんのイチジクが順調に育っていて良かった~と思いながら、
我が家のが、ちょっと可哀想にも思えたのね!

昼食には、最近、ストーブ・クッキングではまっているパエージャを作る。
そもそもは、昨年来、取りかかっている45年前の”旅日記”が、今、南米編で、
チリで、しきりとパエヤ・マリーナを食しているので、
(そうそう、1972年のチリでは通貨がエスクードなのね。今はペソだけど)
「オッ、そうだ!この手があった!」と思い作り始めたら、これがなかなか美味しいのね。
ずいぶん前にイランでプレゼントされたサフランの使い残しが冷蔵庫の隅にあったから、それを贅沢に使って、
冷凍シーフード・ミックスで作ったアヒージョの残りと鍋用の鱈の使い残しで、
もう3年以上使ってなかったすき焼き用の鉄鍋での、超簡単余り物パエージャが大ヒット。

それで、今日も、エビと鱈のパエヤ・マリーナ!
サフランはやっぱりイラン産だけど、今日からは一昨年ドバイのスークで買ってきたもの。
こんなことなら、先週イランに演奏に行っていたハギワラ君にもサフラン買って来てもらえば良かった!
パエヤ・マリーナは、”めぐすり”さんにも、大好評でした。
ランド・ボルドーのワイン・コンポートも好評だったので、
移植したランド・ボルドーの苗も、しっかり根付くと嬉しいな。

古河の栗ちゃんは、ナチュラル派で、
仕事場のエアコンを取りはずし、その場所にオカモト・タローばりの白い太陽の絵を描いて、
その壁下のスペースにペレット・ストーブを導入している。
昨秋、遊びに行った時、渡良瀬森林組合までペレットを買いに付いて行った。
20キロのペレットを、一冬で40袋位使うそうである。
薪の調達とメンテの問題を考えてペレット・ストーブにした訳だが、
ほんのり暖かいが、ストーブ上のヤカンの水は沸騰するまでには至らないので、
ペレット・ストーブでは、クッキングは無理のようである。