b4.14 003自称“風の旅人”カモメさんの24~27才の旅について、残された文の断片を読み返しながら、ホームページの「風の旅」に投稿練習をしている。独特の言い回しや性格は若い頃からずっと変わってないんだなぁ~と思わず笑ってしまうのだが、今日投稿のエピソードはアルヘシラスからタンジールまで、つまりジブラルタル海峡を挟むあたりが舞台。時期はおそらく1973年の始め。文をひきうつしていると、その後1990年にモロッコまで行った時のことが思い出されて感慨深い。昨年も海峡を通過したが、ジブラルタル海峡にはいつもイルカがいて、船を追いかけてくるのがなんとも楽しい。狭い海峡だから、アッという間にモロッコのタンジールの白い町に着く。’73のカモメ青年はバスでラバトに向かうのだが、1990年の我々は、夜行列車でマラケシュに直行した。日中は暑すぎるので夜の走行だった列車は網棚にまで人が寝ていて、可笑しなことに、乗客が、停車する各駅で、頭に乗せたラジカセから大音量で音楽を流しながら踊るのだ。マラケシュも可笑しかったなぁ~。